象と人とカワウ。

 

西日本新聞の朝刊で連載中の、
野矢茂樹さん執筆「哲学者のいる風景」を、いつも興味深く読んでいます。

先日掲載された26話目の、
<象の話と人の話とカワウの話。>を、今日はご紹介します。
(※以下の引用部分は、西日本新聞の記事<象の話と人の話とカワウの話。>を元にした概要文です。)

image1
タイから日本の動物園に送る象は、頭がよくない像が選ばれる。
タイの人にとっては生活に結び付いている賢く頭がよい象は、
日本の動物園には必要ない、
動物園なら頭がよくない象で十分であるという判断による。

ところが、日本に送るはずの「頭がよくない」象が輸送の途中で死んでしまい、
代わりの「頭がよくない」象を十分に選ぶ時間がなく、
急遽送った はま子という象は、
どの動物園にもいないくらい、頭がよかった。
「こんな頭のいい子はいなかったなあ。」という飼育員さんの話。

※はま子1→野毛山『はま子』物語 その1
※はま子2→野毛山『はま子』物語 その2

 

image3
博報堂の社員さんの話。
「ひとは、説得されたくない。」
説得するのが商売の博報堂は、
クライアントを説得して、考えを通さなければならない。
なので、説得されたと思わせないで、クライアントを博報堂の望む形で勝たせる。

ぎりぎりまで渡しても、クライアントの最後の一言は、
クライアント自身の意志であるかのように言わせる。
こちら側は、クライアントの最後の一言に深く感心してうなずく。
「ですよねえ」

説得を勝負ととらえ、勝ちにいってはいけないってことか、
筆者が言うと、
博報堂の社員さんは、深くうなずき、
「ですよねえ」

※博報堂→wiki

 

image2
福島県の温泉旅館の女将さんからの話では、
川に見慣れぬ黒い鳥が来るようになり、どうやらカワウという鳥らしい。

なぜ、カワウが来るようになったか?
⇒鮎が増えたから。
なぜ、鮎が増えたか?
⇒鮎釣りができなくなったから。
なぜ、鮎釣りができなくなったのか?
⇒原子力発電所が、事故を起こしたから。

※カワウ(河鵜)は鵜の一種で、水域生態系と陸域生態系の物質循環を連結し、湿地生態系と森林生態系の双方で重要な働きを担っている。
カワウの生態と被害問題との関係の概要

 

★野矢茂樹さんについては、西日本新聞の下記サイトページをご参照ください。
「哲学者のいる風景」 哲学者 野矢茂樹さん

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いかがでしたか。
象と人とカワウの3つは、どれも興味深いお話ですね。

3つのお話しは、関連性が無いように思えるのですが、
これを執筆された、哲学者の野矢茂樹さんが、
あえて、3つの話を並べて書かれていることから、
きっと、何かを示唆している、
読者に、自分なりの「答え」を見つけて欲しいんじゃないかと思い、
吉松なりに考えました。

【象】賢くない象しか知らない日本人にとって、頭がよい「はま子」は見たこともないほど最高の象。かたや、タイの人にとっての頭がよい「はま子」のような象は、生活する上で譲れないレベルで家庭に普通に存在している。

【人】クライアントは自分の意志で決定した(勝った)つもりだが、最終的な決定とはすなわち博報堂の望む形(契約)である。

【カワウ】カワウが増えた最終的な原因が原発事故という、考えもつかない人間の仕業であったという事実。

自分の目に見えていること、自分の頭で考えていることは、
必ずしも、その通りの姿や形、価値や事実ではない。
常識や固定観念に囚われることなく、頭と心を柔軟にして、
物事の本質を見極める。

といったことでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、ゴールデンウィークのお休みも今日までの方が多いのではないでしょうか。
明日からいつもの日常が始まりますね。

それにしても11連休って、どんだけー・・・!
結局連日仕事しようしっ!などど憤ることなく、
オン・オフの切り替えスイッチがあるとしたらきっと、
休んでた人よりチョイ早く点灯できるはずと、
考え方を変えよう、ワタシ(涙)

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